ムチぽちゃメイドカフェShangrila
こんにちは、ゆりあです。
今年4月の話ですが、書きかけのまま下書きに放置されていたのでちゃんと書きます(
4月某日。秋葉原で好きな絵師さんのサイン会があり、男と会う時の5倍くらいめかしこんで参加。
その帰り道「こんなにきちんと身支度したんだから、ノーメイクでは行けないところに行こう!」と急に思い立ち、私の中ではノーメイクで行けないところ=コンカフェ(メイドカフェ)なので、メイドカフェへ行くことにしました。
しかし@ほぉ〜むに行ってみたところ、土曜日ということもあり大盛況。推しの子が退勤ギリギリの時間だったのもあり撤退することに。
この後夜勤だしおとなしく帰るか〜と踵を返したところで
「そういやこの辺にぽっちゃりメイドカフェあったよな?」
思い出してしまった。
お店の場所は@ほぉ〜むやK-BOOKSよりやや神田明神寄り。
一人で出掛ける時は 交通費<徒歩 派なので、秋葉原へ行く時は定期圏内の新御茶ノ水から行くことが多く(本当は湯島とかで降りた方が近いんだろうけど迷いそうで未だ降りられない)、その道中で看板を何度も見ていたため難なく到着しました。
ところで、今さらなんですけど。
わたし、女の子に限らず、太ってる人ってどうも苦手なんですよね。
なのに何故ぽっちゃりメイドカフェに行くかって?
「太ってる人が苦手」が漠然としていて、特に理由がないからです。どういう理由で何故苦手かきちんと説明できないうちは文句言う権利はないと思っているので、とりあえず来てみました。
ビルの4階に到着し、おそるおそる扉を開けると
「お嬢様のご帰宅です!」
「「「ぽちゃえりなさいませ〜〜〜!!!!!!」」」
わたし「(やだ……かわいい……)」
メイドさんは3人。店内は8席ほどのカウンター、それとテーブル席。
カウンターに5名ほどお客さんがいましたが、みなさん和気藹々としていました。コンカフェ特有のギスギス感はなかった。
「初めてですか〜?」「そうです〜」「では当店のご説明を〜」とお決まりの流れでシステムの説明。
チャージ料の説明の次は約束事(店内でのルール)のページだったのですが
メイド「えっと……ご同業の方ですか?」
わたし「え、あ、はい」
メイド「そうですよね!じゃあこのページ飛ばしまーす」
バレてた。
いやまあ私も女性のお客さん来ると同じこと思うので!そうだよね!
ていうかコンカフェキャストだとルール説明パスなんですね。確かにどのお店も書いてあることは大体同じだけど(実際同じだった)
「ではソフトドリンクのご説明させていただきます〜」とメニューの内容を説明してくれるメイドさん。
わたし「(色々説明してくれてるけど、やっぱおえかきラテとかそういういかにもメイドカフェ〜萌え〜って感じのものが好きなんだよな。今回もおえかき系のにしよう)」
メイド「こちらのレモンスカッシュとオレンジスカッシュは、メイドがお嬢様の目の前で体重をかけて一生懸命絞ります!」
わたし「レモンスカッシュでお願いします」
本人がどういうつもりで言ったのかはわからないけど、あまりにツボだった……
ドリンクはもちろん、フードも種類がとっても豊富。おつまみからご飯まで一通りある感じ。
「中でもピザがオススメです!ピザ窯があるんですよ〜」と言われて、へーすごいなーと厨房(ガラス張り)を見たらキッチンの妖精さんがピザ生地くるくるして伸ばしてた!すごーい!
おえかきピッツァなるものがあったのでご飯はそれに決めて、あとチェキを注文。誰と撮りますかと聞かれたけど、推しとかいるわけじゃないのでその時注文を取ってくれていたましゅまろサイズの子にしました。
※ましゅまろサイズ
このメイドカフェの女の子は、むっちり<ぽっちゃり<ましゅまろ の順に大きさで分類されています。それぞれメイド服の色が違くてかわいい。
店内を見渡したりオタクと話しているメイドさんを観察したりしていたら、炭酸水とレモンが登場。なるほど、ここから"""圧"""によってレモンスカッシュになるんですね。
では絞らせていただきます〜と張り切るメイドさん。カウンターの高さもあって本当に全体重掛けるとかそういう感じではなかったけど、そこまで絞るか!ってくらいしつこく絞る姿にチカラを感じましたね。
お通しは揚げワンタン。揚げたてで温かくて、塩胡椒がかなり強めでとてもおいしかったです。そういやお通しじゃなくて「おやつでーす」って出されたのも世界観の一種なのかしら。
それから程なくしてピザが登場。
特にリクエストせずおまかせしたら、プーさんを描いてくれました。お上手!
メイド「写真撮りますか?」
わたし「撮ります撮ります」
メイド「どうぞ〜」
メイド「上手く撮れました?」
わたし「撮れましたよ〜」
メイド「ではお切りしますね!」
無残な姿になってしまった……
切ってる間は「どこのキャストさんですか〜」とか聞かれて自分の店の話したり、隣に座ってたオタクとお酒の話で盛り上がったり。
一生懸命ピザを切ってる姿を見て、思わず
わたし「よかったら、一緒に食べますか?」
メイド「いいんですかっ!?!?!?(乗り出し気味)(キラキラおめめ)(満点スマイル)」
めっっっちゃ嬉しそうやんけおい
私の知ってるコンカフェと違うぞ。「ありがとうございま〜す♡」じゃないぞ。すごい。
その時いたメイドさん3人に一切れずつあげました。そんなにお腹空いてたわけじゃなかったので、ちょうどよかったです。ピザ窯で焼かれただけあって、とてもおいしかったです。
食べ終わった後は、チェキ撮影!
「え〜並ぶのやだ〜お嬢様細すぎるんですもん〜」と言われたけど、さすがに「そんなことないですよ」って言える状況ではなかった(40kg)
どんなポーズで撮るか話した結果、何故か「アフィ○リル〜☆」をする羽目に……
撮った後は落書きタイム。「わたしあんまり落書き得意じゃないので、シールたくさん貼りますね!」と、ぺたぺたとシールを貼るメイドさん。
そしてなんか書いてる。すごく書いてる。何をそんなに書いてるんだ。
メイド「できましたー!お待たせしました!」
おお、かわいい……!
裏すげえええええええ
えっすごい!
初見でこんなにたくさん書いてもらえるとかあるの? 名前と「萌え♡」だけじゃないの? すごいすごい!
コンカフェ的には異例の待遇の良さですよこれは。しかも奥に引っ込まず、普通にカウンターで客側向いて話しながらの落書き。大手ではなかなかやらないことですね。
ちょうど1時間経ったので、お会計して帰宅ご出発。ありがとうございました!
雑感
わたしは初めに書いた通り、太ってる方はなんとなく苦手だったのですが。
Shangrilaのメイドさん方のレベルの高さときたらもう。接客と言ってしまうとあまり自然な雰囲気ではなさそうですが、実際はすごいです。元気で明るくて、超ナチュラル。本当に根から良い子たちなんだなって。
漠然と「太ってる人は苦手」と言っていた自分の浅はかさを実感しました。「健康の管理も出来ないなんて」と思っていたけど、わたしの方がよっぽど健康(メンタル)の管理出来てない。猛省。かなり落ち込みながら帰りました。
少し話が逸れますが、じゃあ自分の苦手な「太ってる人」とは一体なんだったんだろうと考えたところ、「痩せたいと言いながら痩せるための努力をしない人」だと気づきました。こういう人達は痩せ方などを聞かれて答えてもほとんど実行しませんし、その様子をSNS等で見てしまうと余計にヘイトが溜まります。
対してShangrilaのメイドさん方はピザをすすめれば全力で喜んで幸せそうな顔で食べますし、その姿は奢った側としてはとても気持ちの良いものでした。「これで良い」と思っている方々に対して咎めるほどではないですね。
自分は、試さないままイメージで距離を置いてしまうのが嫌です。
苦手な理由がきちんと説明できれば良いのですが、特に明確な理由はないけどなんとなく苦手、向いてなさそう、というのがほとんどだと思います。なので、何故苦手かきちんと説明できるくらいには触れてみたい。
それでもし苦手じゃなかったらそれこそ嬉しい。価値観が変わったり、世界が広がったり、新しい楽しみも増えると思います。
というわけで、また新たな事柄にチャレンジしてみたいと思います。