お散歩メイドを利用してみた話

こんにちは、ゆりあんぬたそです。長いな

 


皆さん、メイドと聞いて何を思い浮かべますか?

 

おそらくメイドカフェをイメージする方が多いと思います。
かわいいふりふりのメイド服を着て猫耳をつけたメイドさんが、「お帰りなさいませご主人様〜♡」と文字通り猫撫で声でお出迎え。オムライスにお絵描きしたりパスタをまぜまぜしたりした後においしくなる呪文を唱え、ご出発のお時間になると「行ってらっしゃいませご主人様〜♡」とお見送り。なんだかこの文章書いてるだけでお腹いっぱいになったな(

 

秋葉原を中心として繁盛している所謂「萌え店」、やはり有名なのはメイドカフェだしむしろメイドカフェ以外の萌え店を答えられる人はまあまあの萌え店好きだと思います。


一方で、「JKリフレ」という言葉には聞き覚えのある方もいるのではないでしょうか。
表向きはJKにマッサージをしてもらうというお店(表向きとはいえこれでもだいぶいかがなものかと)ですが、実際は添い寝やハグ、ビンタなどのオプションメニューもあります。しかしメニューにない猥褻行為、所謂「裏オプ」が問題になり、摘発されました。ニュースでも取り上げられているのを見て初めて存在を知ったという方も多いと思います。


今回私が利用した「お散歩メイド」は、後者に近いビジネスです。
ホームページなどを見る限りでは「メイドが秋葉原をご案内する」という名目ですが、実際やっていることは「好みの女の子と格好(メイド服or私服)を選び、食事やカラオケ、プリクラなどを楽しみ(JKリフレよろしくオプションもあり)利用時間によって代金を支払う」という擬似デートであり、レンタル彼女ともパパ活とも言えない、なんとも微妙な位置づけです。ていうか私服が選べるって時点でメイドとしてのアイデンティティを捨てに行ってるのがウケる。

 

JKリフレの摘発後、一時期JKお散歩というものもありましたがこちらも補導の対象となったので、今はあくまでもJK風の18才以上の方々しか働いていないかと思います。

 


そんなお散歩メイドを、何故利用したか?
詳しく話そうとすると非常に長くなってしまうので割愛させていただきますが、一番大きな理由は「良く思っていないから」。

 

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、私は過去萌え店で働いていました。
メイドではなく魔法使いであり、カフェではなくバーでしたが、萌え店を詳しく知らない人からしたらまあ同じようなものです。独自の世界観があって、お客さんに飲食物を提供して、写真も撮って。

 

しかし、このカフェやらリフレやらお散歩、結構な確率で同一視されます。そして働いている側からすると、それがものすごく困る。

 

カフェ系はお店の中だけで遊び完結する世界であり、お客さんと個人的に連絡を取ることは基本的に禁止されています。「外から見えないやり取り」がNGなので、DMも駄目。お店の外で会うのなんてご法度。
初入店時にはまず禁止行為の説明を受けなければならない等、色々と厳しい面が多いです。

 

しかしお散歩系は、お店(非日常)の空間ではなく、外(日常)に連れ出して遊びます。リフレは店舗型ですがしっかり監視されているわけではないようですし、カフェ系に比べて規則も緩い。
さらにサービスの内容的な都合なのか、予約や営業の際にはTwitterのDMなど閉鎖的な方法で連絡を取ることが多いです。
極めつけは摘発の原因ともなった裏オプ、要は「管理者の目の届かない範囲なのでやろうと思えばなんでもできる」という不健全さ。


ここまで説明すれば「別物だな」とわかってくださる方は増えるかと思うのですが、そもそもまず説明する機会なんてないし、酷いと利用者でも区別がついてない場合があります。
私が萌え店で働いていて一番腹立ったのが、お客さんに「前ねーこういう店よく行ってたんだ!お気に入りの子がいてさ〜ほらここ〜」ってお散歩のホームページ見せられたこと。キレそうになった。


そんなこんなでお散歩という業種に悪いイメージしかない私でしたが、訳あって頭ごなしに否定することも出来ないという状況に。別にキモいの一言で終わらせても良いのですが、そこは私もオタク。世間的にマイノリティな部類であり、何かと好奇の目に晒され叩かれる経験をしてきた以上、試してもいないものを「あれは駄目だ」なんて言えません。

 


というわけで、お散歩メイドを利用する計画を立てました。
元々目星を付けていた子がいたので、お店と女の子は難なく決まり。
おめめぱっちりでふわ髪の可愛い子です。好きな食べ物がオッサンっぽいのもグッド。

 

どうせお金払うなら可愛い子がいいよね……と思ったのですが、なんと1時間8000円。2時間で多少割引きされて12000円。
予算が「お散歩中の食費等全て含めて10000円」だったので、この値段設定には少々面食らいました。
勿論店や女の子を替えればもっと安く済むのですが、この子を指名する事は確定だったので、1時間か2時間かの択。
「12000円……うーん……」と暫く悩んだ後、2時間で予約しました。その時一緒にいた友達に「どうせ2時間で予約するんだろうなと思って見てたよ」って言われてしまった。

 


予約日までの間、当日の服装や立ち回り等を念入りに考えました。
初めはアキヨドのレストラン街にあるガレットのお店に入ろうと思いましたが、前日にたまたま秋葉原に立ち寄ったため入ってみたところ、わりと食べづらいということが発覚し、没に。
結局は「レストラン街だからその場で聞きながら決めればいいや。どうせなんでもいいって言われそうだし。なんでもいいって言われたら牛タン」と決定。


そしていよいよ当日。お約束のように寝坊をしたため完璧とまではいきませんでしたが、きっちりと身支度し急いで出発。当然ですが「客が遅刻しようと終了時間は変わらない」ため、普通に必死でした。

 

アキヨドへ行く事は決まっていたので、最短で移動できるよう秋葉原駅昭和通り口で待ち合わせ。
黒の上着にグレーのスカート、いました。


私「○○さんですよね?ゆりあです〜お待たせしました〜」

メイドさん「こんにちは、初めまして〜!」

 


エスト〜〜〜スタート〜〜〜!

 

\ファンファ-ン/

 


まず紙とペンを出されました。利用規約のようなもので、お散歩を利用する際のルールが並んでいます。「カラオケ以外の個室には入れません」「アダルトなサービスは行なっておりません」ってちゃんと書いてありました。

 

サインしようと思ったら、うっかり本名を書きそうになってしまいました。偽名で申し込みしたことを忘れていた。詰めの甘さが出てしまいましたね。
不自然にぐちゃっと線で潰したけど、大丈夫なのだろうか(

 

サインを済ませたところで、いよいよお散歩開始。予定通りアキヨドへ行き、予定通りなんでもいいですと言われたので、予定通り牛タン屋へ。
道中趣味等質問をされたので、「ポケモンとモンハンが好きで〜」と無難に返答。
また萌え店で働く人は「相手も萌え店経験者と知るだけで一気に距離が縮まる」という定石があるので、自分も過去働いていたという話をしました。するとあっという間に共通の知人の話に……本当、萌え店業界は狭い……

 


私「女性の利用者って珍しいですよね?」

 

メイド「そうですね!でも何人かいらっしゃいましたよ」

 

私「(女性は)どのような理由でご利用されるんですか?」

 

メイド「一人で秋葉原に来たもののよくわからないから案内してほしい、とかですかね」

 

私「あ、本当にそういう理由で利用される方いるんですね。
JKお散歩が摘発されて一時期話題になりましたけど、その時はお客さん減りましたか?」

 

メイド「いや、むしろ増えました!ニュースで見て初めてそういう店があるって知った方が多いみたいで」

 

私「なるほど…… でもニュースのイメージだとあまり健全な伝わり方はしてないですよね?」

 

メイド「そうなんですよね〜。
先ほど利用規約にサインしていただいたじゃないですか」

 

私「書きましたね」

 

メイド「あれの最後に『アダルトなサービスは行なっておりません』って書いてあったと思うんですけど、『って書いてあるけど本当はやってるんでしょ?』とか言われますw」

 

私「うわあ、頗る面倒なやつですね……私もコンカフェで働いてた時、連絡先の交換を迫られて『そういうのダメって決まりなので〜』って断ったら『でも客と付き合った子とかいるんでしょ?』って言われましたw
実際そういう人が存在していたから、そう言われてしまうのも無理はないんですけど」

 

メイド「そうなんですよねw そういうの無しに働いてる身からすると迷惑ですね」

 


メイド「ところで……」

 


メイド「今回はどうしてご利用くださったんですか?」

 


私「………………。」

 


メイド「………………。」

 


私「お散歩に対してあまり良いイメージがないから……ですかね
でも試さないでごちゃごちゃ言うの違うなって思ったんで来てみようと」

 

メイド「えっどんだけ行動力あるんですかwwwやばいwww」

 

私「これもはや厄介ですよね!?」

 

メイド「いや、面白いんで全然アリですwww」

 


そんなこんなで牛タンを食べる我々。

 


私「個室じゃないにしても、二人きりって辛くないですか?」

 

メイド「うーん、それはむしろカフェ系の方が辛そうだなと思います。
カフェって、自分目当てじゃないお客さんが来てもお話ししなきゃいけないじゃないですか。
でもお散歩は『選ばれた』ところから始まるので、少なくとも私に興味がある人しか来ないんですよ。だから私はお散歩の方がやりやすいですね〜」

 

私「なるほど……ものすごくわかりやすいご回答ありがとうございます……たしかに他の子目当てのオタクと繋ぎで話すのしんどかった……」

 

メイド「二人きりで困る〜ってこともありますけどね!」

 

私「デートみたいなものですもんね……デートといえば、ガチ恋っていますか?w」
※ガチ恋…アイドルや萌え店キャストといった人気商売の人に本気で恋をすること

 

メイド「いますね〜w
オシャレなレストランで『こんなに好きなのにどうして僕じゃダメなんだー!』って泣かれたことあります」

 

私「やばすぎwwwww そういうとこやでって言いたい……」

 

メイド「本当……そういうとこですよね……w」

 

私「自分もガチ恋されたことありますけど、卒業する時わりと本気で悩みました」

 

メイド「悩んだんですか!?w」

 

私「その時ちょうど人恋しかったので……まあ結局『やっぱりないな』ってなりました。ルールも然りですけどね」

 

メイド「そういう出会い方しちゃうとどうしてもそういう目では見られないですよね」

 

私「そうですね〜下界で出会ってたら普通に仲良くなれただろうな〜って人はたくさんいます」
※下界…萌え店の外。店のコンセプトによって言い方は様々だと思います。私が働いていた系列は下界呼びだった。

 

私「ガチ恋じゃない方はどういった理由で……?あと年齢層も」

 

メイド「ただお食事したり、あと私お酒好きなので飲みに行ったり。若い人はあんまりいないですねー、40代が多いかな?」

 

私「あら、それは意外。料金お高めだからあまり若くはないだろうなと思いましたが、想像より上でした」

 

メイド「40代くらいって友達と飲みたくても、家庭がある方が多くてなかなか難しいんだそうです。だから一緒に遊んでほしいって」

 

私「え、なんか良い話……

 


ちょうど1時間。長居するようなお店ではないので、カフェにでも入りますか〜とアキヨド一階のカフェへ移動。

 

そこからは特に萌え店とかは関係なく普通にお話ししてました。ラブプラスについてめちゃくちゃ語られた。
あとどうぶつの森ってワードが出てきたので「(お!スマホ版楽しみって話かな?)」と思ったら、「最近とび森買ったんですよ〜!」って言われて爆笑。周りにやってる人がいないって言ってました。そらそうよ。

 


時間ピッタリに店を出て、料金を支払い、解散。ありがとうございました!

 


・雑感

 

「あれ?こいつ楽しんでね?」と思われた方、大正解です。普通に楽しかった。
 まあこういうのは当たり外れあると思うのですが、とりあえず私は大当たりでした。やったね!

 

特に怪しい雰囲気もなく、聡明な方で、会話に困らず、可愛いし(重要)、食べ方も綺麗だし(超重要)、楽しかったです。
まさに「下界で出会ってたら普通に仲良くなれただろうな〜って人」でした。

 


ダメなところを挙げると、やっぱり値段が高い。なんでこんな高いお金払ってんだってなる。

あと、お散歩中の費用(食事・カラオケetc)は全額客持ちなのですが、お店出る時当たり前のように「ごちそうさまでした」って言われるじゃないですか。マナーとして当然なのですが、あれ良くないと思います。
お金を払って会ってもらう、というサービスなのに、そこに「ごちそうさまでした」「どういたしまして」のやり取りが入ってくると、どうしても日常感が強いというか……下手したら友達以上。普通にカップルっぽい。なので、嫌です(

 

しかしガチ恋はさておき、「友達に会う」という感覚で利用されている方の方が多そうなので、これを嫌だと言ってしまうと利用者に「友達に会うな」と言っているようにもなってしまうので……難しいです。
会うためだけにお金払うなんて……とは思うけど、交友関係狭い人からしたら一生交わらなそうなところに踏み込めるチャンス。
他に友達がいたとしても、友人故のしがらみみたいなのもあるでしょうから、やりづらいこともある。そういうのと全く関わりのない人と話す機会というのは、必要なのかもしれません。その気持ちはわかる。

 


お散歩を終えた後、DMで「少しでもお散歩のイメージが払拭できていたら嬉しいです!」と言われました。

 

いやもうめちゃくちゃに功績上げたよね。

 


・会計報告

 

牛タン定食  2980円
カフェ  720円
お散歩 2時間 12000円

計15700円


・最後に一言

 

また会いたい

 

 

ムチぽちゃメイドカフェShangrila

こんにちは、ゆりあです。

今年4月の話ですが、書きかけのまま下書きに放置されていたのでちゃんと書きます(

 


4月某日。秋葉原で好きな絵師さんのサイン会があり、男と会う時の5倍くらいめかしこんで参加。
その帰り道「こんなにきちんと身支度したんだから、ノーメイクでは行けないところに行こう!」と急に思い立ち、私の中ではノーメイクで行けないところ=コンカフェ(メイドカフェ)なので、メイドカフェへ行くことにしました。

 

しかし@ほぉ〜むに行ってみたところ、土曜日ということもあり大盛況。推しの子が退勤ギリギリの時間だったのもあり撤退することに。

 


この後夜勤だしおとなしく帰るか〜と踵を返したところで

 

 

「そういやこの辺にぽっちゃりメイドカフェあったよな?」

 

 

思い出してしまった。

 


お店の場所は@ほぉ〜むやK-BOOKSよりやや神田明神寄り。
一人で出掛ける時は 交通費<徒歩 派なので、秋葉原へ行く時は定期圏内の新御茶ノ水から行くことが多く(本当は湯島とかで降りた方が近いんだろうけど迷いそうで未だ降りられない)、その道中で看板を何度も見ていたため難なく到着しました。

 


ところで、今さらなんですけど。

 

わたし、女の子に限らず、太ってる人ってどうも苦手なんですよね。

 

なのに何故ぽっちゃりメイドカフェに行くかって?
「太ってる人が苦手」が漠然としていて、特に理由がないからです。どういう理由で何故苦手かきちんと説明できないうちは文句言う権利はないと思っているので、とりあえず来てみました。

 


ビルの4階に到着し、おそるおそる扉を開けると

 


「お嬢様のご帰宅です!」

 

 


「「「ぽちゃえりなさいませ〜〜〜!!!!!!」」」

 

 


わたし「(やだ……かわいい……)」

 


メイドさんは3人。店内は8席ほどのカウンター、それとテーブル席。
カウンターに5名ほどお客さんがいましたが、みなさん和気藹々としていました。コンカフェ特有のギスギス感はなかった。


「初めてですか〜?」「そうです〜」「では当店のご説明を〜」とお決まりの流れでシステムの説明。

 

チャージ料の説明の次は約束事(店内でのルール)のページだったのですが

メイド「えっと……ご同業の方ですか?」
わたし「え、あ、はい」
メイド「そうですよね!じゃあこのページ飛ばしまーす」


バレてた。

いやまあ私も女性のお客さん来ると同じこと思うので!そうだよね!
ていうかコンカフェキャストだとルール説明パスなんですね。確かにどのお店も書いてあることは大体同じだけど(実際同じだった)

 


「ではソフトドリンクのご説明させていただきます〜」とメニューの内容を説明してくれるメイドさん

 

わたし「(色々説明してくれてるけど、やっぱおえかきラテとかそういういかにもメイドカフェ〜萌え〜って感じのものが好きなんだよな。今回もおえかき系のにしよう)」

 

メイド「こちらのレモンスカッシュとオレンジスカッシュは、メイドがお嬢様の目の前で体重をかけて一生懸命絞ります!

 

 

わたし「レモンスカッシュでお願いします」

 

 


本人がどういうつもりで言ったのかはわからないけど、あまりにツボだった……


ドリンクはもちろん、フードも種類がとっても豊富。おつまみからご飯まで一通りある感じ。
「中でもピザがオススメです!ピザ窯があるんですよ〜」と言われて、へーすごいなーと厨房(ガラス張り)を見たらキッチンの妖精さんがピザ生地くるくるして伸ばしてた!すごーい!

 

おえかきピッツァなるものがあったのでご飯はそれに決めて、あとチェキを注文。誰と撮りますかと聞かれたけど、推しとかいるわけじゃないのでその時注文を取ってくれていたましゅまろサイズの子にしました。

 

※ましゅまろサイズ
このメイドカフェの女の子は、むっちり<ぽっちゃり<ましゅまろ の順に大きさで分類されています。それぞれメイド服の色が違くてかわいい。

 


店内を見渡したりオタクと話しているメイドさんを観察したりしていたら、炭酸水とレモンが登場。なるほど、ここから"""圧"""によってレモンスカッシュになるんですね。

では絞らせていただきます〜と張り切るメイドさん。カウンターの高さもあって本当に全体重掛けるとかそういう感じではなかったけど、そこまで絞るか!ってくらいしつこく絞る姿にチカラを感じましたね。

 

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お通しは揚げワンタン。揚げたてで温かくて、塩胡椒がかなり強めでとてもおいしかったです。そういやお通しじゃなくて「おやつでーす」って出されたのも世界観の一種なのかしら。

 

 

それから程なくしてピザが登場。
特にリクエストせずおまかせしたら、プーさんを描いてくれました。お上手!

 

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メイド「写真撮りますか?」
わたし「撮ります撮ります」
メイド「どうぞ〜」

 


メイド「上手く撮れました?」
わたし「撮れましたよ〜」
メイド「ではお切りしますね!」

 

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無残な姿になってしまった……

 


切ってる間は「どこのキャストさんですか〜」とか聞かれて自分の店の話したり、隣に座ってたオタクとお酒の話で盛り上がったり。

 

 

一生懸命ピザを切ってる姿を見て、思わず

 

わたし「よかったら、一緒に食べますか?」

 


メイド「いいんですかっ!?!?!?(乗り出し気味)(キラキラおめめ)(満点スマイル)」

 


めっっっちゃ嬉しそうやんけおい

 


私の知ってるコンカフェと違うぞ。「ありがとうございま〜す♡」じゃないぞ。すごい。


その時いたメイドさん3人に一切れずつあげました。そんなにお腹空いてたわけじゃなかったので、ちょうどよかったです。ピザ窯で焼かれただけあって、とてもおいしかったです。

 


食べ終わった後は、チェキ撮影!
「え〜並ぶのやだ〜お嬢様細すぎるんですもん〜」と言われたけど、さすがに「そんなことないですよ」って言える状況ではなかった(40kg)

 

どんなポーズで撮るか話した結果、何故か「アフィ○リル〜☆」をする羽目に……

撮った後は落書きタイム。「わたしあんまり落書き得意じゃないので、シールたくさん貼りますね!」と、ぺたぺたとシールを貼るメイドさん


そしてなんか書いてる。すごく書いてる。何をそんなに書いてるんだ。

 


メイド「できましたー!お待たせしました!」

 

 

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おお、かわいい……!

 

 

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裏すげえええええええ

 


えっすごい!
初見でこんなにたくさん書いてもらえるとかあるの? 名前と「萌え♡」だけじゃないの? すごいすごい!

 

コンカフェ的には異例の待遇の良さですよこれは。しかも奥に引っ込まず、普通にカウンターで客側向いて話しながらの落書き。大手ではなかなかやらないことですね。

 

ちょうど1時間経ったので、お会計して帰宅ご出発。ありがとうございました!

 


雑感

 

わたしは初めに書いた通り、太ってる方はなんとなく苦手だったのですが。
Shangrilaのメイドさん方のレベルの高さときたらもう。接客と言ってしまうとあまり自然な雰囲気ではなさそうですが、実際はすごいです。元気で明るくて、超ナチュラル。本当に根から良い子たちなんだなって。
漠然と「太ってる人は苦手」と言っていた自分の浅はかさを実感しました。「健康の管理も出来ないなんて」と思っていたけど、わたしの方がよっぽど健康(メンタル)の管理出来てない。猛省。かなり落ち込みながら帰りました。

 


少し話が逸れますが、じゃあ自分の苦手な「太ってる人」とは一体なんだったんだろうと考えたところ、「痩せたいと言いながら痩せるための努力をしない人」だと気づきました。こういう人達は痩せ方などを聞かれて答えてもほとんど実行しませんし、その様子をSNS等で見てしまうと余計にヘイトが溜まります。

 

対してShangrilaのメイドさん方はピザをすすめれば全力で喜んで幸せそうな顔で食べますし、その姿は奢った側としてはとても気持ちの良いものでした。「これで良い」と思っている方々に対して咎めるほどではないですね。

 


自分は、試さないままイメージで距離を置いてしまうのが嫌です。
苦手な理由がきちんと説明できれば良いのですが、特に明確な理由はないけどなんとなく苦手、向いてなさそう、というのがほとんどだと思います。なので、何故苦手かきちんと説明できるくらいには触れてみたい。
それでもし苦手じゃなかったらそれこそ嬉しい。価値観が変わったり、世界が広がったり、新しい楽しみも増えると思います。


というわけで、また新たな事柄にチャレンジしてみたいと思います。

モンハン頂上大会2017 後半

 前半はこちら↓


 大会一週間前

大会一週間前からバイトやその他の予定を一切排除し、練習に専念しました。しかしそれだけ心労も増えるということで……

 

まず、一番不安だった最終予選0次落ち……は流石に避けられました。よかった。
しかしいざ「当選通知きたよー!」と連絡を受けると、「まじか……本当に出るのか……」と一気に鬱々としてきました。こんなに練習してきたのにね。
まだ戦うという選択をしたことに責任が持てなかったのだと思います。

 


そんな中、恐れていたことが起きました。
通話しながらベリオロスの練習中、初手の閃光で暴れられ、なかなか乗れず、首に吸われ、タックルが避けられず乙、3分台……などと重なり、キレてしまった。自分に。
かといって練習止めるわけにもいかないので、ボロボロ泣きながら続けていました。画面見えてない。

 

でも月海ちゃんは終始落ち着いていました。もともとそうなのか経験がそうさせたのかわからないけど、ギャンギャン言っている大の大人に動じるどころか慰めるくらいの余裕までありました。
なんだか情けないなあと思いつつも不安なものは不安で、こんな直前になってどうしよう……と塞ぎ込んでしまい。

 


不安だ不安だと喚いていたら、月海ちゃんからLINEが。

 

「急だけどね、明日みんなで東京行くよ!予定どうかな?」

 

おお、東京来るのか、用事あるのかなと思いつつ、本番直前よりも前に顔合わせて練習はしておきたいなと思っていたので、二つ返事でOK。

 


翌日、ニャンター一家を迎えたのですが。


ニャンター一家が東京に来たのは他でもなく、塞ぎ込んでしまった私に会うためでした。

きっかけはやはり前日の練習。その時は霧風さんは外出中で、私は月海ちゃんと二人で練習しているつもりでした。
でもその時、Skypeの向こう側には麗羅さんがいたのです。
私が上手くいかなくて嘆いているのを、麗羅さんは黙って聞いていました。それを受けて、霧風さんも含めみんなで東京まで会いに来てくれたと。

 


こんな嬉しいことある?

 


食事後あんぬ邸へ招き入れ、初めて顔合わせて練習に。
すると、上手くいきました。完璧にできているわけではないけれど、落ち着き方が全然違うし、どうしようもないタイムになることもない。むしろ側から見たら緊張感のない二人だと思われても何も言えないくらい、楽しい練習。
お互いの3DSを交換したり、パネルセットしたり。一人では出来ないことも出来ました。私の3DS壊れ気味でごめんね!?


ニャンター一家のおかげでどうにかモチベーションを持ち直すことが出来た私は、新たな提案をしました。

 

「明日から3日間、当日を想定して朝10時にベリオロスをやろう」

 

練習はいつも通り夕方。それとは別で、10時にSkypeを繋ぎ、3回練習してその後本番。
一発勝負というシビアなルールで、少ない試行回数の中精度を上げるのは必要不可欠だし、時間によるコンディションにも差が出ると思ったので、何より自信になると思いました。
急な提案にも関わらず月海ちゃんは快諾してくれて、とても嬉しかったです。

 

 

そして私は、一人でもう一つ練習を始めました。

それは「毎朝5時に起きる」こと。

 

当日は8:30頃に国際展示場駅へ着く予定だったので、遅延なども考慮して家を出るのは1時間半前、さらに私は起きてから家を出るまでに余裕を持って2時間は欲しい……あれ?もしかして5時に起きなきゃじゃない?

 

夜型の人間なので、下手すると寝ないまま当日を迎えることになってもおかしくない、でもそれは避けたい、じゃあ生活リズム変えるしかない!と。あと万が一目覚ましで起きられない等があったらそれも改善しなきゃいけないなとも思いました。

 

5時に起きて朝ごはん食べて(急に食べるもの変えて不調が出たら嫌なので毎日同じ物)、お風呂入って、朝ごはん食べて、ソロ練して、10時に月海ちゃんとベリオロスやって、反省会した後に気分転換のお散歩がてら昼食、夕方から夜まで月海ちゃんと練習……

21〜23日はこのような生活をしていました。たった3日間ですが、結果的には意味のある行動だったかなと思います。

 


大会前日

24日は霧風さんの計らいにより、名古屋代表の松本一家ニャンター一家+私で秋葉原を巡ることに。初対面でしたが、皆さん気さくで穏やかでお育ちの良さがすごかった……

 

一番の目的は、神田明神
ベリオロスに暴れてほしくないがあまりに御利益ありそうな神社等を色々と調べたところ、神田明神は勝負の神様が祀られていると知り、何より行きやすいので決定。

 

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†圧倒的神頼み†
あ、そうだ。お願い事叶ったから御礼に行かなきゃですね。月海ちゃんが次に東京来た時でいいかな。

 


その後みんなでビッグサイト近くのホテルへ向かい、お部屋に集まって談笑会。
Lumiele君とその親御さん方もいらっしゃって大賑わいに!
話題の中心が「ゲームを通じた子供との関係性」だったのですが、思わず親目線になってしまって歳を感じました……
「オトン怖い〜」って言ってる月海ちゃんに「大人になると誰も何も言ってくれなくなって、それはそれで寂しいことなんだよ」とか語ってる時点でBBA感尋常じゃなかった。でも真意だから……


その後はつぇさんが食事会を開いてくださったのでお邪魔することに。初めましての方が多く、たくさんご挨拶させていただきました。あと話に入れず一人でぽやっとしてたら焼きそばを焼くという役目をくれたつぇさんに感謝しています。ちなみに代表の方々が召し上がる肉を焼くのは怖かったです。食中毒が。鉄板に押し付けてものすごく執拗に焼きました。

 

 

その後ニャンター一家のお部屋へお邪魔して数回練習。そして「では、明日!よろしくお願いします!」と別れの挨拶をして一人ゆりかもめに乗りました。

 


すると急激に鬱がきた。

 


何がそんなに不安なのかわからないけど、どうしようもなく不安になりました。帰り道ずっと、怖い、不安を払拭するには練習しなきゃ、でもDSが持てない、どうしよう、怖い、の無限ループ。

 

あまりに不安が募って、連絡をしました。
相方の月海ちゃん……ではありません。霧風さんです。
緊張しているのはきっと月海ちゃんも同じ。ここにきて寄りかかるのは(一応歳上だし)違うなと思って、でも不安で、思わず霧風さんに連絡をしました。
緊張する、寝られそうにないと伝えたら、落ち着くまで通話をしてくれました。こっそりと。
お陰でなんとか寝られそうな状態になり、目覚ましをたくさん掛けて就寝しました。

 


大会当日 -予選-

目覚ましより早く起床。

起きたらすぐ鏡を見るのですが、わりとコンディション良さげな顔をしていました。昨日より、いやここ一週間で一番イイ顔かもしれません。早起きに慣れてきたのもあるでしょう。

 

まず起きた報告LINE。お風呂入って朝ごはん食べて……と、この3日間通りのルーティン。と思ったら緊張して朝ごはん食べられなかった。コンディション良さげとは

 

国際展示場駅へ向かうも胃が痛い。こんなこともあろうかと常備していた胃薬を飲み、ニャンターズ+松本一家と合流し、会場へと向かいました。

 

私たちは事前の相談で「次卓がいいよね」と決めていたので、開場してすぐには予選に向かいませんでした。
なので会場の隅っこでベリオロスを練習していたのですが、

 

 

これがまためちゃくちゃ事故りました。

 


19日にボロ泣きした時と全く同じで、開幕の閃光で暴れに暴れられて乗れない。ベリオロスに文句を言わずいかなる状況でも乗るべきですし、実際落ち着いていればやや遅れても乗ることは出来ます。ただこの時の自分は落ち着けていませんでした。

 

Skype越しにやっていたらおそらくキレていたでしょうが、大会当日、本番直前に、会場。もはやキレることすらできず、どうしようどうしようごめんねごめんねと口から立て続けに漏らす私。

 

でも、やっぱり月海ちゃんは落ち着いていました。
後から知ったことですが、月海ちゃんも緊張していたのにも関わらず、緊張している私を不安にさせないために取り繕っていたのだそうです。なんて情けない大人だ……

 

2連続でほぼ3分台のようなタイムを出してしまい、不安に押し潰されそうになり。
でも月海ちゃんに「お姉ちゃん、もう一回やろう。落ち着けば大丈夫だから」と言われ、わかった、落ち着いてやるねと3回目。

 

02'15

 

この数字を見て、ほっとしました。緊張しているのは相変わらずだけど、さっきまでとは明らかに違う。

月海ちゃんに「いけるよ!いこう!」と言われ受付に向かうと、ちょうど初卓が埋まっていて、待機列1番目に。

 

初卓の人たちが終わり、案内され、席に着くと。


緊張はもちろんしていましたが、自分の中にあったわだかまりがすっと解けて、先ほどとは全く変わっていました。
昔、恩師に「緊張=集中だから、緊張すること自体は悪くない」と言われたことを思い出し、まさにこれが「程よく緊張(集中)している状態」だと、そこで初めて気づきました。

 

最も心配していた開幕の閃光、なんと全く動かず大人しく乗らせてくれました。
そこから二人ともミスもなく、私もきちんと頭を斬れている。この調子でいけば10秒台が出るかもしれない。
と思ったのですが、暫くしても終わりません。恐らく腹に通したい攻撃が前脚に吸われていたのだと思います。
月海ちゃんも同じく「全て上手くいったのに何故か終わらない」という感覚だったらしく二人ともやや焦りが。しかしタックルを食らった場合の対処法を事前に決めていたのが活きて、なんとか終わらせることができました。

 

結果は02'25'40

 

「10秒台が出せれば安泰」と思っていただけに、物凄く怪しいラインでした。
終えてすぐ、ガーグァフェイスさん方が10秒台を出したと聞いて、落胆。周りの方々は大丈夫だよきっと抜けるよと言ってくださりましたが、それでも不安が拭えず、結果が出るまでの1時間半、ずっと死んだような顔をして月海ちゃんに寄りかかっていました。どこまでもダメなお姉ちゃんだな……

 


会場をひと通り回り、発表の時間に合わせて指定された場所へ。結果を見たいような見たくないような複雑な気持ちでいると、布を掛けられたホワイトボードが運ばれてきました。

 

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思わず撮ってしまった。

 


勢いよく布が取られると

 

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2位 狩鳥風月

 

 

思わず叫びました。すぐ振り返って、霧風さん麗羅さんと4人で抱き合いました。
しかし、泣きそうになっている私と月海ちゃんを見て、霧風さんはすぐ「まだ終わってないからな。大連続3練習してこい」と一喝。


昼食を取りながら最終予選を抜けたことをいろんな人達に報告し、決勝大会へ備えました。

 


大会当日 -決勝大会-

1時間後に再集合し、スタッフから説明を受けて控え室へ。もうこれだけで楽しかった!元々こういったイベントや舞台の裏側というのがとても好きなので、わくわくしていました。

控え室に着くと、各地区の予選を勝ち抜いた錚々たるメンバーが。この人達と肩を並べられるんだ、と考えたらそれもまたわくわく。

 

説明を受け、チームに関するアンケートに回答。月海ちゃんに過去の実績書かせようとしたら「たくさんありすぎて覚えてない」って言ってて笑った。なおきんさんの打ち上げ参加者紹介ブログに助けられました!

 

そして選手入場で壇上へ上がったのですが、これもやっぱり楽しかったなあ。ステージってあまり緊張しないんですよね。モンハンするってなったら流石に緊張するけど、基本は楽しくて仕方ない。わりとへらへらしてた気がします。

 

 

いよいよ女子大会決勝。自分達は後発組になり、先発組の試合はステージ袖で見ることに。
俺ティガの連続ジャンプ撃ちが凄かったです。ああいう普段のクエストで見ないような動き(ex.狩王の反復横ペチ)、すごく闘技!って感じがして好き!


先発組を見ていたら「あれ、私部屋主で貼り主だからどう考えても映るじゃん」って気づいて冷や汗が出ました。ひえ〜。なんだろう、あの書いてる途中の作文を覗かれる感じ。

 

先発組が終わり、後発組が壇上へ。
対面が同じく最終予選を突破したガーグァフェイスさんで、よろしくお願いします〜ベリオロスと両方やるのキツかったですよね〜でも頑張りましょう〜って談笑して、諸々の立ち回りを月海ちゃんと最終確認して。

 

決勝大会に臨みました。

 

開幕の立ち回りはきちんと出来たし、麻痺も良いタイミングで取れた。これはいけるんじゃないか、と思っていましたが、まあ被弾する。当然ですが上手くいく時というのは被弾をしていないので、体力削られてる時点で緊張しているなあと自覚。

 

そんな矢先、私が催眠に当たって寝てしまいました。

 

 

私「あっごめん寝た!当たりに行く起こして!」

 

 

月海「ごめん私も寝た」

 


^p^

 


二人とも寝るのは初めてでした。練習で一度もなかっただけに、あれこれどうしたらいいんだっけ?と焦りが。とりあえず段差のフチに立つも、タゲが月海ちゃんに向いて1乙。
「ごめん!」「大丈夫だよ!」というやり取りをしたけど、私が大丈夫じゃなかった。
ホロロの攻撃を食らってギリギリ耐えて起きるも混乱状態で、ガードの方向がわからずテンパり気味。そして取り返さなきゃという焦りからか、ガードレイジを使ってしまう。本当はブラキの開幕で使いたかったのに!
そのまま攻めの姿勢が災いして、私も1乙。ああ、ガードレイジ……


なんとかホロロを倒してインターバル。これ10分超えるなあと思いながら罠張ったり回復したりしていたら、月海ちゃんに「ブラキは落ち着いていこう」と言われ、そうだね、無理に取り返そうとしない方がいいね、と束の間の休憩。

 

そして、ブラキ登場。開幕の立ち回りはまあまあ上手くいきましたが、麻痺が入るのがやや遅かった。本当は足踏み(咆哮予備モーション)前に入れたかったのですが足踏みされてしまい、お祈りしながら突いたら麻痺。危なかった。

 

しかし麻痺が入ったことに安心したらジャンプ突きを一瞬忘れてしまい、焦って退がりジャンプ突き。また退がって……とやろうとしたら

 


ブラキの右腕に引っかかってバックステップできない!!!!!!

 


これも練習で一度もなかったので、ものすごく焦りました。
「えっ退がれない!」と言ったら、月海ちゃんが「じゃあ先にムーンブレイクするからお姉ちゃん乗って!」とすぐ行動。ムーンブレイクの間に納刀して退がり、ジャンプ突きを入れてなんとか乗りが成功しました。危なかった……ナイスリカバリー……本当助けられてばっかりだな……

 

 

その後は2乗り目と麻痺を狙うべくブラキと追いかけっこして(これはもうこうするしかなかった)、そうしたらどんどんみんな降壇していくし(gralisさん早すぎて、クエストクリアー!って聞いた時めちゃくちゃ笑ってた私)、
ついに1組残ってしまったあああ早く終わらせないと尺があああ(放送の尺を気にする一般人)ってなりつつも、粉塵飲みながら(また被弾してる)立ち回っていたら

 

月海ちゃんが突然、「もう終わるよ!」と。
正直私はブラキの削れ具合がほとんど把握できないままだったので、これは助かりました。回復をそこそこに攻撃へシフト。そこから程なくしてクエストクリア!

 

長くかかってごめんなさいありがとうございますと頭下げようと思いましたが、普通に足元ふらついてて無理でした。予選の時も思ったけど、緊張の震えからくる自動貧乏ゆすりみたいなの怖い……


仲良く1乙、なんか自分たちらしいなと思いました。自分たちの現状の力が、等身大に表れてる。なので少なくとも私に関しては事故ではなく、ただの練習不足だなと。

 

悔しいなあと思いつつも、気持ちは満たされていました。
それは「まだまだ伸び代がある」というのを、決勝大会に挑むことでより強く感じられたからかもしれません。

 


結果発表

再度登壇して、結果発表。
順位はお察しだけど、タイムが気になる……!

 


「第8位! クリアタイム09'33'90……」

 


遅wwwwwwwwwww

 


アベレージやベストタイムよりだいぶ遅くて驚く二人。そんな気はしてたけど……10分超えなくてよかったけどけど

 

でも、チーム名呼ばれたらどうでもよくなりました。

 


そして、自然とお辞儀していました。
エストクリアまで一番時間がかかってしまった。それを皆さんに見守っていただいた。
ハンターとしてまだまだだけど、壇上に上がらせてくれてありがとうの意でした。

 

 

頂上大会を終えて

一体、どこからが「すごい」のでしょうか。


私はゲームに競技として取り組む人たちを見ながら、よくそんなことを考えていました。


大会に参加するだけなら誰でもできます。
でもゲームを競技としてやらない人からしたら、大会に出るなんてすごいと思われる。
逆にもっと素晴らしい結果を残した人からしたら、予選抜けなんてすごくないかもしれない。

 


しかし、今回最終予選を抜けて、私は自分自信に初めて「すごい」と言えました。


勿論まだ初心者です。使えない武器の方が多いし、カッコいい作戦だって立てられません。
でも、そこからどうにかしようと学んでここまで来られたこと、何より「やり通せたこと」がすごいと思いました。

 

人生を賭けた大勝負とも言える、受験。二度の受験で、私は最後まで目の色が変わりませんでした。そもそも初めからあまり上を狙っていませんでした。


そんな私が今、必死にかじりついてモンハンをしている。ほとんどやったことがない状態から壇上を目指すなんて、明らかに身の丈より上を狙っている。
でも、獲得できました。

 

「ゲームに一生懸命になるなんて」と思う人が多数なのはわかります。それでも私はゲームに熱を注ぐ人が大好きだし、憧れるし、その熱を通じてより多くの人と関わりたい。そしていつか自分も憧れられるような人になれるのかな、なりたいなと思っています。

 


最後に。

 

今回私がこのような結果を残せたのは、多くの支えがあったおかげです。


毎日私と一生懸命練習してくれた相方の月海ちゃん。
私を見つけてくれた霧風さん。
陰ながらサポートしてくれた麗羅さん。
勝つことの厳しさを常に教えてくれていたきらりん。

 


そして、「きらりんの友達」というだけの私に、構ってくださった皆様。


「きらりんの友達」という理由だけで突然出てきた私を、快く思わない人もいたと思います。その気持ちはわかりますし、その通りなので何も言えません。

 

今はどうでしょうか。
まだ「きらりんの友達」でしょうか。それとも「最終予選を2位で抜けた女子ハンター」でしょうか。それは人によると思います。

 

 

でも、私は胸を張って言えます。

 


狩鳥風月の、あんぬです。
月海ちゃんの相方です。
モンハン頂上大会2017で女子全国8位になりました。

 


今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

 

 

モンハン頂上大会2017 前半

 こんにちは。ゆりあんぬたそです(ヤケクソ)

 

頂上大会お疲れ様でした!
私はフェスタ等の観戦もしたことがないので、モンハンのイベントに参加すること自体が初めてでした。モンハンに限らず、やはりこういったイベントはいいですね。会場全体を見渡して、「ここにいる人達みんな同じ物が好きなんだなあ」と思うとしみじみします。


今回私は、元クロネコニャンターズの月海ちゃんとチームを組み、女子ハンター決定戦に初出場させていただきました。
約3ヶ月という長い期間を振り返ってみたいと思います。長すぎるのでわけました!

 


闘技を始めたきっかけ

とてつもなくくだらないです。
くだらなすぎてお話しできません!はい終わり!

 


……そんなくだらない話ではありますが、掻い摘むと「きらりんに憧れたので」になるのは間違いありません。

 

きらりんとは元々の知り合いなのですが、本当に素敵な子です。真剣で、一生懸命で、努力家。
私はそんなきらりんをいつも下から見上げていました。素敵だということを知っているからこそ、戦いたくない。応援に徹したい。こんな素敵な子が友達でいてくれてるだけでありがたい。ずっとそう思っていました。

 

しかしある日、それだけではいられなくなりました。
きらりんは素敵な子。手の届かない存在。戦いを挑むのは無謀。
そんなことはわかりきっているけど、それでも、「きらりんと同じ土俵に立ちたい」という気持ちが募りに募って、私はツイートをしました。

 


「フェスタ出てみたいけど、相方探すの難しいな」

 


このたった一言が私の世界を大きく変えることになるとは、夢にも思いませんでした。

 


チーム結成

翌日、きらりんからLINEが来ました。


クロネコニャンターズっていう親子大会で優勝経験のあるチームの娘さんが、女子大会に出るための相方を探しててあんぬたそ気になってるみたいなんだけど、どう?」

 


なんで???

 


なんでだよ。
闘技やったことないよ?きらりんの友達ですしか言うことないくらい何もないよ?ガンランスと片手剣しか担いだことないよ?なのにいきなり優勝経験者の相方???

 

誘いは嬉しいけれど、あまりに唐突すぎて。
そもそも自分は「ペアで何かをする」こと自体に不安を感じていました。

 

何故なら、めちゃくちゃに短気だから!(これ、やっぱりねと思われるか意外と思われるか気になる)

 

自分に苛立ってキレる(さらにキレてる自分にキレる悪循環)のですが、ゲームをガチでやるって自分に苛立つビジョンしか見えない。ていうかすでにポケモンでキレまくってる。そんなんでやっていけるのかと不安でした。


しかし月海ちゃん・霧風さんとSkypeを通じてやり取りし、一緒にクエへ行ったりお話ししたりしてみたら、漠然と「あ、大丈夫そうかな」と思えてきました。
月海ちゃんは私より7つ年下。甘えられる大人の前でなら騒ぐようなことでも、年下の女の子の前でなら堪えられるかもしれない、いや大人として堪えなきゃダメだ。

 

そんなことを考えていたら、いつの間にかチームが結成されていました。

 

東京と茨城なので気軽に会うことはできませんが、Skype越しに話すニャンター一家は我々に対して厳しくもありつつ、とても和気あいあいとしていて、向こう側の会話を聞いているだけでも和んでいました。ゲーム好き一家ってもうそれだけで羨ましいや。

 


東京地区予選

日程や場所等を考慮し、出場は東京地区予選に決定しました。

 

予選はベリオロス討伐と聞いて、いきなり冷や汗。

 

私「ベリオロスやったことない」

 

P2ndから4に飛び、4G→X→XXときたので、ベリオロスは見たことすらありませんでした。

 

そしておそるおそる武器を見てみると、太刀・棍・チャアク・ランス・ライト

 

私「触ったことあるのが一つもない」

 

これはまずい。まずすぎる。
慣れてないとか上手く扱えないとかじゃなくて、本当に担いでみたことすらない武器しか並んでいませんでした。こんなことってある?まず何をやればいいの?と困惑しながら練習開始。


そして、なんとか壇上には行けるかな、どうかな、というタイムが出始めた矢先。


東京0次落ち……


私も、月海ちゃんも、落胆。練習もやらなくなり、どんどん進むのであろうきらりんの背中を見ることしか出来ず悔しくなり。

 

そんな時、東京大会の観戦会募集の記事を見て、「せっかくだからモンハン勢の人達とお話ししてみようかな、何かヒントを得られるかもしれないし」と参加を決意。まあこれも本当に悩みました。新しい世界へ足を踏み入れるというのに、メンタルのいろんな不調が重なりに重なって、当日の朝動けなかった。
観戦会行こうかどうしようか、会場の扉を開くまでずっと悩んでいましたが、せっかく取り持ってくれたえもちゃんに悪いし、と参加。

 

これがね、めちゃくちゃ楽しかったです。コミュニケーション取ろうと必死な私を、優しく受け入れていただけたように思いました。「クロネコニャンターズの月海ちゃんとペア組んでます、東京出るつもりだったんですけど……」って話もできて。

 

そこで初めて、私は「きらりんの友達」から、「頂上大会に挑もうとしている女子ハンター」になりました。
それだけですごく嬉しかったのかもしれない。

 


ベリオロス討伐

地区大会に遠征するかしないかでも悩みました。悩んだ結果、おそらくあるであろう最終予選に出場することに。
ベリオロスもまだ充分とは言えなかったし、さらに決勝のお題も今からやるというのは難しかったので。

 

そして最終予選に向けベリオロスの練習を始めましたが、ここからが本当にキツかった。どう頑張っても2'30が切れない。
武器構成から見直しました。操作難易度の関係で私が棍なのは確定に。それをきらりんに伝え、「虫飛ばせないのに……」とぼやいたところ、

 


きらりん「虫は一日中飛ばしてれば慣れるよ。本当に一日中飛ばす必要はあるけど」

 


私「えっ一日でいいの?????????やります」

 


本当に一日中飛ばしました。


さらに棍ならゴア闘技がいいよと教えてもらい、20分以上かけてゴア倒して、ベリオ練習して、ゴア倒して……と行き来してたら、なんとベリオロスが6本脚で突進してくる夢を見ました。怖かったよ!

 

BCで素振りしようとしたら「赤ないから素振りできないじゃん!」ってなった時はちょっと笑った。雪山でガウシカと戯れました。

 

自分が棍振ってて気づいたことを月海ちゃんと共有したり、逆もあり、監督(霧風さん)とも考えたり。
そうこうしているうちにタイムは面白いようにどんどん縮み、2分10秒台が普通に出せるようになりました!

 


素敵!偉い!頑張ったね!

 


と思うじゃん?

 


しかしなあ、もう6月なんだわ!
みんな大連続3やってるよ!どうするんだ!!!!!!

 


大連続狩猟3

というわけで、慌てて大連続3始めました。遅い!
ベリオロスにこんなかかると思わなかった。ていうかベリオロスもまあまあ出るようになったとはいえ、安定してない部分もたくさんあるし、まだやりたい……でも大連続3やらなきゃ……と最終予選出場選手らしい悩みを抱えていました。

 

練習時間は1日3時間程度。大連続3に手を出し始めた時もまだ比率はベリオロスの方が多く、時間がかかるのもあってなかなか回数をこなすことが難しい状態。

 

大連続3に関しては、ニャンター一家に助けられました。
霧風さんと月海ちゃんは練習時間がかなり取れる環境なので、私が働いている間に二人でいろんな武器を試して、夜勤前の私にフィードバックして……という方法で進めていました。

 

何度も試してみた結果、霧風さんが提案してくれたのは月海ちゃん大剣×あんぬランス

 

私はガンランスが好きなので是非使いたかったのですが、ブレイヴガンランスはまるで勝手が違い、ベリオロスをやりながらこれを練習するのは無理だと断念。
月海ちゃんはハンマーを担ぐも臨界ブラキの頭に届かず難しいとのことで断念。
ライトは反動があまりにエグいのと、二人ともボウガンが不慣れなのもあり火力不足が否めなかったので断念。あれ、こう書くと消去法みたいな……

 

ここで例によって「あんぬたそがランス担いだことない」という問題発生。あと何日だと思ってるんだ
でもベリオロスとは違いギルドなので扱いやすい、回避性能がついてるから避けやすい、ガンス好きなのでステップはできる(できるとは言ってない)、麻痺を取れば一応仕事にはなるので精度が怪しくてもギリギリどうにかなる、等の点で採用に。


大剣×ランスは麻痺が運ゲなのもあり、正解かと言われるとそれは怪しいとは思いました。それでも、ベリオロスを詰めながら大連続3もやらなければならないことを考えると、我々が無理なくやるには正解の構成だったと思います。

 

そして何より嬉しかったのは、2匹へ対する開幕の立ち回り。

 

朧隠:段差から突進→ジャンプ突き→バクステ→咆哮をカウンター


臨界:突進→ジャンプ突き→シビレ罠中腕+脚に上段突きして麻痺→バクステ→ジャンプ突き→バクステ→ジャンプ突き→麻痺明けとともに大剣がムーンブレイクで乗り

 

霧風さんは、ベリオロスばかりやっていた私達に、わかりやすくかつ簡単な「見せ場」を考えてくれました。
私はこの作戦を聞いた時、どんなにグダグダでもこれだけきちんとやっていれば、見ている人にも「タイムを出すために試行錯誤した事実」が伝えられるかもしれない、と思いました。

 

出来るだけ上を目指したい。それはもちろんわかるし、私だってそう。
しかし大変申し訳ないことに、今回の私は最終予選を抜けるのでいっぱいいっぱいでした。大連続3のタイムも詰めて上を目指すのは難しい。
でも、もし最終予選を抜けて壇上でプレイするとなれば、その時は見てくれている人達に対して失礼のないようなプレイングをしたい。
大剣×ランスは、そういった私の想いと非常に噛み合った構成でした。

 

 

 

 

後半へ続くよ!

『サークルクラッシャー倉敷さん』を読んで

※当記事は『サークルクラッシャー倉敷さん』をきっかけに思った事を述べるだけであり、『サークルクラッシャー倉敷さん』の作品感想・レビューではありません。

 

 

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突然Twitterに流れてきて「なんだこりゃ……」と思わず苦笑い。

 

作品名がわからなかったのですが、有難いことに身近にプロが!

タイトルは『サークルクラッシャー倉敷さん』
どうもオタクに恨み(?)があるらしい倉敷さんがサークルを意図的にクラッシュするべく動くというもので、よくある「そんなつもりじゃなかった><」系ではないということだけ把握。

 

それを知ったところで「ほ〜ん」くらいだったのですが、調べていくうちに、倉敷さんの過去について言及した『サークルクラッシャー倉敷さん[処女編]』にたどり着きました。

 

 

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読まなきゃ……………………

 

 


紹介記事にあったこの画像を見て急激にモチベが上がり、探し回って2冊とも購入。

で、読んだのですが、まあ、「読まなきゃ……」と思った通りというか、なんというか。
自分の中にあった考えに対して、「ああ、やっぱりそうだよね」と妙に納得してしまいました。

 


考えというのは、別に“オタサーの姫(サークルクラッシャー)=ビッチ”って図式が必ずしもあるわけではないけど、「こういう女の子って大概自分の身体を大切にしないよね」というもの。

 

理由は様々だと思うのですが、その中で最も大きな原因は「幸せな初体験をしていない」事ではないかと思います。何を以って幸せとするかみたいな話になると困ってしまうのですが、少なくとも不本意ではないという意味で。
2015年4月に発売したエロゲ『オタサーの姫に告られた結果wwwww』をプレイした時にも思ったのですが、こういう「君もうちょっと自分の事大切にしなよ」って言いたくなる子って、大概傷を負ってる事が多い。『オタ姫』のヒロイン・美憂は、性犯罪の被害者でした(ゲーム内では語られていませんが、公式サイトのプロフィールにマウスカーソル合わせると出てくるので宜しければどうぞ)。

 

一度嫌な思いをしたからこそ、その後ガードが固くなるという子も勿論いますが、反面「肝心な最初でしくじったしもういいや」と投げやりになる子が多いのも事実です。処女とか童貞って言葉があるくらい、0か1以上かで大きく区別されるような事なので、特に。つまり1以上なら幾つだろうと変わりないという意味でもあり……傷を埋めるために無節操になってるのか、はたまた傷を負った以上もうどうでもいいと思ってるのか、くらいの違いはありそうですが。

 


また「投げやりになった」結果、別の所で問題が生じる事も。それは「セックスをお手軽コミュニケーションツールとして使おうとする」というもの。


人間きちんと言葉なりなんなりでコミュニケーションを取って、自分を知ってもらおうとしたり相手を知ろうとしたりするのが本来あるべき姿な気がしますが、コミュ障って言葉が生まれちゃうくらいだしコミュニケーションって難しくないですか? 私は難しいと思います。

 

それに比べるとセックスって楽なんですよね。なんとなくお互いわかったような気がするし、よっぽどの事がない限りは相手に損したとは思わせないし、さらに上を行くと、「ちょっと仲良くなっただけでこんなことできておトクでしょ?」とまで思う事もあるかもしれない(それでマウント取りたいかどうかは別として)。

 


まあでも例えきっかけがセックスだとしても、それで身体の相性測った後にお互いが好きになってちゃんとしたお付き合いできるならそれでいい……

 


けど、そんな夢物語起きるわけないだろ!!!!!!

 


女の子がどんな気持ちで接近してセックスしたとしても、男の人側からしたら「簡単にヤらせてくれる子」以上にはならない。例えその子に「本気で好きです、お付き合いしてください」と言われたところで、そのイメージは拭えないわけだから、成就する可能性は極めて低いと思います。それどころか「うわめんどくせえなこいつ」と思われてもおかしくない。

 

サークルクラッシャー倉敷さん』で言うとスズキ先輩の話が最もこれに近いのでしょうか。「ああやっぱりこの人は私にとって大切な人だった」って後から気づく……いや後からってのもおかしな話かもしれません。普通のコミュニケーションを取っていれば本来先に気づくはずだったことを惰性ですっ飛ばして、いきなりセックスに持ち込んだの自分だからね?

 

自分の中でセックスの価値が下がってしまうと「1回だけなのに」とか思うかもしれませんが、相手からしたら1回だろうがなんだろうが「簡単にヤらせてくれる子」という認識は変わらないままです。
そんな子とお付き合いしたい物好きなんかいるかなあ、いないだろうなあ、と。元々めちゃくちゃ好かれてたとかならあるかもしれないけど。まああんまりないよね。せっかくなら簡単にはヤらせてくれない別の子がいいなって思うよね。
オタサーの姫が「意中の彼には全く相手にされないけど、眼中にないオタクからは好意を向けられて困る!」とかなんとか言ってるのってこれな気がします。好きな相手に限って自分のダメな部分見せてるわけですから……こんな皮肉な事ってないよ。

 


大体、よっぽど無節操じゃない限りは「この人ともっと仲良くなりたい!楽しいから帰りたくない!その結果セックスになってもいい!」と思える相手って、実はその時点で相当好きだよね?とも思います。
そこで「自分でもあまり気づいてなかったけど、この人の事結構好きかもしれない!だからちゃんとした恋愛したいな、少しずつ温めていこう」って考えるのがたぶん普通の人なんだけど……
なんでかなあ、そこでチート行為をしてしまうのは。チートしたら失格はどこの世界でも同じですよね。でもチートしてから気づくんだよね。それを繰り返しているうちに、きちんと気づいてマトモな恋愛できるようになれば良いのですが……

 

 

こういう子がこういう事しないための策を考えましたが、「少しでも気になる相手と二人きりになる可能性がある場合はめちゃくちゃダサい下着を身につけて行く」とかしか思いつきませんでした(

 

イデアお待ちしております(?)

相席屋へ行ってみよう!後編

 

→前編をまだ読んでいない方はこちらからどうぞ。


相席屋へ行ってみよう!前編
http://achamon-nu.hatenadiary.jp/entry/2016/09/30/212041

 

 

 

 

ー当日ー

 

ゆりあ(何着よう……)

 

ゆりあ(Mちゃん何着るのかな……)

 

 

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ゆりあ(何着よう……)

 


散々悩んだ結果、とある雑誌で石原さとみが着用したところ完売になったワンピースを着て行くことにしました。圧倒的当たり障りなさそう感。

 


18時半に最寄り駅で待ち合わせ。そこからいきなり相席屋に突撃するのも気がひけるので、とりあえず甘太郎で一杯引っ掛けることに。

 


Mちゃん「ゆりあって何勉強してたんだっけ?」

 

ゆりあ「服飾。文化だよ」

 

Mちゃん「あー知ってる!変わってる人多いんでしょ?」

 

ゆりあ「まあそうね、服飾なんてそんなもんだと思うけど」

 

Mちゃん「お姉ちゃんの職場に文化卒の人いるらしいんだけど、その人が『セフレの家行ったらクレンジングオイル(化粧落とし)が置いてあったから、他にも女がいるんだ!ムカつく!ってクレンジングの中身全部捨てて代わりにパイプユニッシュ詰めておいた!』って言ってたらしい!変わってるよね〜!」

 

ゆりあ「それ文化関係ないでしょ(面白いけど)」

 


などと適当な話を始めるくらいにはお酒が効いてきたので、いざ相席屋へ。

 

 

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ゆりあ(思ってたのと違う……!)

 

 

 

白●屋みたいな感じかなと思っていたら、なんだか派手な遊びをしているつもりになれる感じの内装でした。

 


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ゆりあ「二次会とかあるのか」

 

Mちゃん「面白い人だったら行こうよ〜」

 

ゆりあ「うん……(何故か億劫になってくる)」

 


店員さん「ただいま男性の方がいらっしゃらないので、お飲みになりながら少々お待ちください」

 

えっ一組もいないのか、と思ったら、ちょうど男性と女性の数が同じだったから我々が余ったというだけで、他のテーブルは和気藹々としていました。
敢えてあんまり見ていないのでどんな人がいたかは知りません。

 


相席屋は食べ放題飲み放題。
フードはサラダやお惣菜、スイーツ、チョコレートファウンテン、駄菓子などのあるビュッフェスタイル。
ドリンクはビール、焼酎、ウイスキー類がカウンターに並べてあり、自分で好きに注いだり作ったりできるようになっていました。

 


Mちゃん「私お手洗い行ってくる!」

 

ゆりあ「はいはいどうぞー」 

 

 

10秒後

 

 

店員さん「お待たせしました、これより相席スタートとなります」

 

 

ゆりあ「えっ」

 


かなりの落ち着きを感じるオジサマ二人と対面し、Mちゃん不在のまま相席スタート


ゆりあ(ええ……どうしよう…………)

 

ゆりあ「えっと、今もう一人の子がお手洗いへ行っているので、よろしければ先にお飲み物を……」

 

オジサマ1・2「ああ、じゃあ」

 

ビールを注ぎに行くオジサマ二人。ぽけーっとしていたらMちゃんが帰ってきました。

 


店員さん「お揃いですか?それでは皆様相席屋アプリをご提示ください」

 

 


説明しよう!相席屋アプリとは!
名前(HN可)と年齢・職業を入力後、近くの人をサーチすると相手との相性診断が始まり、相性度が表示されるスグレモノだ!
うっかりしているとFacebookと連携されるから注意が必要だぞ!

 

 


「このパーセンテージって何を根拠に表示されるんですかねー?」「年齢と職業しか登録してないもんねー」「ですよねー」「あっでたでた、ちょい高め?」「えーこっち低いー」「見せてーほんとだー」

当たり障りのない会話をする四人……むしろこの相性診断やってる時、他に何話してる人がいるのか知りたいです。これくらいしかないでしょ。

 


お互い軽く自己紹介して、お互いの自己紹介の内容に突っ込んで質問して、答えられて、質問されて、答えて……

 


ゆりあ(これ面白いのか?)

 


質問したりされたりって状況は初対面の人ならどこでも起きますが、共通の趣味の集まりなら根底にあるものは似ているわけで。でも趣味の集まりでないとなると、その土台から探さなきゃいけなくて。

 

逆に考えれば、自分と全然違うところにいる人と話せるってことなので、それはそれで面白いのですが。あと思いがけず共通点があった、とか。

 

オジサマに関しては映画に詳しかったので、最近観た映画を聞かれて、冷たい熱帯魚紀子の食卓羊たちの沈黙etcを挙げていたらなんとなく映画の話だけで保ちました。
ゴールデン街行こうと言われたけど適当に流してしまった(

 


チェンジの時間が来たのでオジサマとはさようなら。ちなみに店員さんに伝えれば時間内でも強制チェンジできるらしいです。怖い。

 


次に来たのは歳の近そうなお兄さん。
お決まりの相席屋アプリでの相性診断からの乾杯をして相席スタート

 

自己紹介を済ませたところで、黒ひげ危機一髪を持った店員さんが登場。

 

店員さん「よかったら皆様でやりませんか?」

 

ゆりあ「(話題に困りそうなので)やりましょう」

 

店員さん「罰ゲームにテキーラもご用意できますよ!」

 

ゆりあ「えっ」

 

なんとなく四人とも「別にテキーラ飲みたくないよね」って雰囲気だったのに、何故か気づいたらテーブルの上にテキーラショットが二つ。ちなみに飲み放題の中に入っていないのでお会計は男性持ちです。

 

二回ゲームして、相手のお兄さんがそれぞれ一回ずつ引いたので終わり。危なかった(

 

 

テキーラを引かずに済みホッとしていたら、今度は怪しい雰囲気を醸し出したお兄さんが登場しました。

 

お兄さんは相席屋の店員ではなく、プロのマジシャン。
ハイクオリティな手品をたくさん披露してくれました。盛り上げ役なのかな。みんなでおーすごーいなんでーどうなってるのーって言ってるだけでいいし、実際すごいからだいぶ楽しかったです。

 


マジシャン「最後の手品です!このトランプ、上から手で抑えたら出てこられないと思いますよね? 皆さんで抑えてみてください!まずはお兄さん!次は女の子!」

 

 

ゆりあ(なるほど、こういう微妙なスキンシップをさせられるのか……)

 

 

抑えたはずのトランプは気づいたらテーブルの上にありました。なんでだ。


お気持ちでチップを渡す形式だったので、財布に入っていた100円玉を数枚差し上げました。
手品でこれだけ場を盛り上げられたらモテるだろうなあと思ったのですが、本人曰く「手品好きは基本根暗だからそうもいかない」らしいです。ちょっとわかる。


その後お兄さん二人は終電に間に合うよう退店。少し間を空けて私とMちゃんも退店しました。

 

一組目のオジサマも二組目のお兄さんも、LINEは一応交換した(交換せざるを得ない流れになった)のですが、Mちゃんと「まあ連絡しなくていいよね」ってなったので連絡してません。

 


経験としては面白かったけど、それにしてもそこまで楽しいものでもなく。合コンとか頻繁にする人って一体どんなモチベーションで動いてるんだろう、と別のところに興味が湧きました。

 

合コンというものをしたことがないので、相席屋同様一度くらい行ってみるのもいいかなと思っています。

 

 

おしまい。

 

 

 

 

 

 

 


ちなみにわたくし、男の家に行ったらクレンジングオイルが置いてあった事例の経験がありますが、パイプユニッシュは詰めていません。

 

相席屋へ行ってみよう!前編

Eさん「あんたの周りって男いないの?」

 

ゆりあ「いやいますよ、たくさん」

 

Eさん「いるなら出会いあるでしょ〜」

 

ゆりあ「まあ、そうですね……いろんな人がいますし……どんな人がいいと思いますか?」

 

 

 

Eさん「とりあえずあんたはHNがない男と付き合いなさい」

 

 

 

ゆりあ「男が消えた…………」

 

 


こんにちは、ゆりあです。

 

出会い云々はさておいても、趣味の話が共有できない男の人と何話していいかわからないというのは昔からあります。

 

所謂"非オタ”(オタクだとしても別ジャンル)の男の人とお話ししてみたい……でもイケイケなところに赴くのは怖い……それにどれくらいお金がかかるかもわからない……

 

そう思いながら某駅を歩いていた時のこと。

 

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相席屋の新規オープン広告が目に入りました。

 

ゆりあ「相席屋行くか」

 

元々いろんな人から話を聞いたり記事を読んだりで相席屋そのものには興味があったのですが、今度行こうと約束していた人と疎遠になってしまい、機会を逃していました。

 

幸いこういうのにノリ気の友達は多いので、その中でも自分と最もフラットに話せる+お酒強い+男性経験多い、と3点揃ったMちゃんを誘うことに。

 

ゆりあ「(でもMちゃん彼氏いるんだよな……しかもめちゃくちゃ仲の良い……)」

 


---Mちゃんと彼氏のエピソード---

 

Mちゃん「ねえねえ、カップルって部屋とかで一緒にいる時、良い感じの雰囲気からセックスするもんかな?」

 

ゆりあ「え……そうじゃないの? Mちゃんは違うの?」

 

Mちゃん「うん!私はね、ゲームしてる途中でも飽きたらパッてやめて『彼氏くん!今からセックスしよ!』『いいよ!』って感じ!」

 

ゆりあ「」

 

---Mちゃんと彼氏のエピソード終---

 


ゆりあ「(まあ駄目なら他の人誘えばいいか……)
LINEしよ。相席屋行かない?っと」

 

1分後

 

Mちゃん「いいよ!いつにする?10月なら空けられるよ!」

 

ゆりあ「はえーよ」

 


そんな感じでトントンと日程が決まり、本格的に相席屋デビューが見えてきました。

 


ゆりあ「(ここまで決まっておいてアレだけど、彼氏のことはいいのかな……敢えて触れることでもないか……)」

 

ゆりあ「唐突なのにオッケーしてくれて良かったよ〜 経験としていろんな男の人と話してみたいな〜って思ってさ」

 

 

 

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ゆりあ「いや、私“も”ってなんだよ」

 

Mちゃん「えっ男探してんじゃないの」

 

ゆりあ「違うよ」

 

Mちゃん「余ってる友達なら紹介するよ! 背が高いだけの公務員」

 

ゆりあ「身長と職業しか情報入ってこないんだけど…… てか話聞いて」

 

Mちゃん「安心してください」

 

Mちゃん「手は付けてません」

 

ゆりあ「……もしかして、君に男を紹介してもらうとちゃっかり竿姉妹になるのでは」

 

Mちゃん「ゆーて竿姉妹楽しいよ!」

 

ゆりあ「楽しくない!!!!!!」

 


この後「竿姉妹が楽しい理由」について語られましたが、ここに書くのは憚られるので会った時にでも直接聞いてください。
それを聞いた私「へえ」

 


そんなわけで近々初の相席屋へ行くことに。
その際のレポは……後編として書きます。面白いこと書けるくらい面白いことが起きますように!

 

何着よう……(